総集編＜No.14 掲載時の記事を一部紹介＞

【当時の心得】
人生は何回感動できるかが勝負！
　高校生の頃、ラジオの曲を聴き音楽を始め、そこからラジオ局に勤めたいと思った。喋り手が気持ちよく話せるよう気遣っている。自らDJを務めるラジオ番組では、クラブミュージックを中心に曲をセレクト。私がこの仕事を目指したように、私も誰かに影響や感動を与えたい。

過去掲載写真

＜現在の想いを再インタビュー＞

　学生の頃から趣味で続けていたヒップホップシンガーとしてメジャーデビュー。グループで５年ほど活動後、ソロ活動へ。また、南海放送のラジオ音楽番組のMCは７年になります。
　嬉しかったことは、曲作りを頼まれ母校へPV撮影に行けたこと、誰かの思いを曲にさせてもらえることです。コロナの影響でライブができなくなりましたが、じっくり楽曲制作に取り組み、自分を見つめ直す機会になりました。これからも、誰かの心に寄り添える曲を作っていきたいです。
　学生の皆さんには、何事も自分には向いてないと思い込まないでほしい。私が小学生の頃のなりたくない職業は歌手、大学生の頃は報道記者でした。大人になってどちらも経験して気付いたのは、漠然と苦手意識を持っていたということ。今は、取材や原稿を書く経験も、楽曲制作やMCに活かされ、無駄なことは一つもないと実感しています。選択肢が多いからこそ悩みも多い。けれど、それはとても幸せなこと。将来の近道や答えを求めるより、遠回りでも、その中で出逢う人たちが宝物になります。