勇気一瞬、後悔一生


自衛隊愛媛地方協力本部

細川 海人さん 28歳

Hosokawa Kaito


出身学校 松山市立桑原中学校
愛媛県立東温高等学校卒

内部でも外部でも人を支える仕事

 私の仕事は、主に中隊に所属している隊員や新入隊員の給与・休みに関する書類の作成と管理です。デスクワークが8割を占めていますが、新入隊員の支援として、射撃の手伝いをするなどのサポートを行うこともあります。
 2年程前までは、新入隊員を教える「助教」という立場にいました。新入隊員の教育は3カ月という短い期間ですが、自分が教えていた子たちが立派な自衛官に成長して、配属先で頑張っている姿を見るとやりがいを感じます。
 また、今まで3回災害派遣に出動したことがあるのですが、被災された方々からいただいた感謝の言葉や手紙は本当に嬉しく、忘れられない思い出です。
 反対に、この仕事をする上で私が苦労したことは、人前での発表や長となっての指揮です。入隊する前から苦手だったので、慣れるまでとても大変でした。

体力練成(腕立て中)

大切なのは体力づくりと謙虚さ

 自衛隊を目指したのは高校生の時です。元々大学へ進学し警察官になりたいという夢がありましたが、5人兄弟の長男ということや家庭の金銭面を考えて、公務員かつお金がかからない環境でもある自衛隊に進路変更しました。
 入隊前に広報官の方から「健康管理に注意して、筋力トレーニングさえ実施していれば大丈夫」と言われましたが、確かにその通りだと思います。体力がないことで苦労することはあっても、資格やスキルがないことで苦労した経験はありません。もし資格が必要となっても職種や任務に応じて取得することが可能です。
 あと、私の経験から必要なことを挙げるとすれば「謙虚さ」です。この職業だけではありませんが、異動や業務内容の変化により学ぶことは尽きません。そういった学びに対して、謙虚な姿勢で挑むのは学生も社会人も大切なことだと思います。
 もし中高生の皆さんのなかに入隊を悩んでいる人がいましたら、私はまず入ってみることをおすすめします。ここは人としても社会人としても成長できる良い場所だと思いますよ。

ココロエえひめNo.42(2024年5月20日発刊号)掲載

体力練成(懸垂実施中)

助教時代の教え子たちと

      

Q.息抜き、または休日の過ごし方は?

A.家族とゆっくり過ごす


Q.子どもの頃の夢は?

A.サッカー選手


Q.学生に戻れるとしたら、何をしたい?

A.もっと勉強を頑張りたい


ある1日

6:15 起床  

7:10 出勤  

8:15 課業開始

12:00 昼食  

17:00 課業終了

18:30 夕食  

20:30 入浴  

23:00 就寝  

住所 〒790-0003 松山市三番町8丁目352-1
創業
従業員数
URL https://www.mod.go.jp/pco/ehime/

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