甲板員

なんでもできるように
スキルアップする。


進宏海運株式会社

黒岩悠斗さん 26歳

Kuroiwa Yuto


出身学校 高知市立南海中学校
高知県立高知東工業高等学校卒

龍馬のようにこの海の仕事に勇猛邁進したい。

海上輸送は日本の産業を支えている。

 船員になる前はガス会社に8年間勤めていましたが、知り合いの船長から船の仕事の話を聞き興味を持ちました。生まれが高知なので海には親しみがありました。熊本県の九州海技学院で海技士養成講習を4か月半受講し、6級海技士免許を取得して26歳で船員になりました。費用は会社から出してもらいました。今年の4月から甲板員として乗船しています。
 まだ見習いで、ワッチ(当直)や荷役作業の手伝いをしています。毎日が新鮮です。この船には6人が乗船していて、主に造船や建築などに使用する鋼材を全国の港から港へ運んでいます。港、港で景色やニオイが違います。楽しみでもありますが、船が離着岸する時は緊張しますね。
 海上輸送は陸路や空路では運べない量の荷物を一度に運べて、環境への負担も少なくてすむので、優れた輸送手段だと思いますし、日本の産業を支えている面もあると思います。

着岸時のウインチ操作「緊張します」

陸の仕事と比べて変わらない。

 給料は上がりました。休みが長いのもうれしいですね。基本的に3か月乗船して1か月の休暇です。休暇が楽しみです。趣味は釣りです。夜、おか釣りでイカを釣ります。ごはんを持参してその場でさばいて食べます。おいしいですよ。料理は得意です。船でも自分で豚の角煮などを作っています。
 仕事は安全第一が最優先です。内容は陸の仕事と比べて変わらないと思います。携帯電話やテレビなど通信環境も整っているので、不便は感じません。休憩のときはテレビやDVDを見ることが多いですね。ピンチだったのは実習船に乗って茨城県沖で初めて船酔いした時です。大変でした(笑)。今は慣れました。
 尊敬する人は高知出身なので坂本龍馬です。好きな言葉は「勇猛邁進」です。龍馬のようにこの海の仕事に勇猛邁進したいと思っています。今は6級免許しか持っていませんが、2年後は4級を取得してキャリアアップを図りたいです。目標はこの仕事に就くきっかけになった船長のようになりたいと思っています。そしてできれば機関士の免許も取りたいと思っています。やりたいことができる環境ですし、自分がスキルアップすることで会社に恩返したいと思います。

「陸の仕事と内容は変わりません」

毎日作業ミーティングを行います

      

Q.子どものころの夢は?

A.パン屋


Q.仕事内容は?

A.陸路や空路ではなく船を使って荷物を運搬する仕事


Q.仕事に就いたきっかけは?

A.知り合いが船長をしていて興味を持ったから


Q.必要な資格は?

A.六級海技士免許


Q.仕事で大変なことは?

A.海が荒れた時に、船酔いしてしまい気分が悪くなってしまったこと


ある1日

7:00 起床

8:00 見張り

12:00 昼食

13:00 掃除、洗濯

14:00 休憩

20:00~24:00 見張り

25:00 就寝

住所 〒799-2101 愛媛県今治市波方町波方甲2838番地1
創業 1967年
従業員数 45名
URL

499総トンの一般貨物船8隻、749総トンの一般貨物船1隻、749総トンのガット船1隻を所有する内航海運会社です。安全・安定輸送に努めており、今後未経験者も積極的に採用するなど、若手船員の確保や育成に力を入れていきます。

TOPに戻る