救急救命士の資格を取り、憧れられる女性消防官に。


今治市西消防署

藤本楓香さん 21歳

Fujimoto Fûka


出身学校 今治市立桜井中学校
愛媛県立今治西高等学校卒

職場体験学習などで抱いた救急隊への憧れ

 私の業務は、火災や救急・救助など災害現場へ24時間体制で出動し、主に救急隊としての活動。他にも建物への立ち入り検査で、消防用設備などの指導や火災予防広報、住民への自主防災指導など多面にわたります。採用前は、厳しい訓練と災害対応で休憩がないほど大変だと考えていましたが、実際の災害発生はかなり減っており、消防法に基づく指導など事務作業が多いです。
 消防士になったきっかけは、中学3年の職場体験学習や、偶然見かけた救急隊の活動に憧れを持ったので、今治市職員採用試験(消防)を受けました。仕事をして良かったことは、病院に搬送時、患者様やそのご家族様からのお礼や、「不安だったけど、女性がいてくれて安心した」と言われた時など。また、現場で心肺停止の方に救命処置を行い病院へ搬送、後日社会復帰されたのをお聞きした時は、とても嬉しかったです。

PCの事務作業も大切な業務

女性消防官として、より多くの人の助けに

 私たちの仕事は、本部の通信指令、災害現場、病院など、関わっている方々との情報共有が最も重要です。119番通報を受け、傷病者に適切な応急処置をし、病院へ搬送するという一連の活動にも、多岐の正確な連携プレーがあります。仕事上、人命救助の緊急現場が多いので、より安全・確実・迅速な活動ができるよう日々の訓練も大事です。女性としての甘えが無いからこそ、やりがいも大きいです。現在、今治西消防署では、3チームが交替で業務し、それぞれのチームに女性が各一人います。しっかりした福利厚生なので、現在産休に入っている方もいて、女性の立場としても安心して働けます。女性がいることで和むとよく言われます(笑)。
 目標は、救急救命士となり現場出動時、輸液や気管内挿管など高度な専門的救命処置を行い、多くの人を救える消防官になること。そのため、救急隊員として5年以上、または2,000時間以上の実務経験を積み、約半年間の救急救命研修所へ入所し、救急救命士の国家試験を目指しています。国家資格は、大学や専門学校でも取得できます。
 この仕事は、市民の安全・安心な生活を守るための職業。人の役に立ち、社会貢献に繋がる消防官に大きなやりがいを感じています。

火災現場に向うために急いで着替え!

 

聞き取りやすい大きな声でハキハキと!

 

放水訓練も真剣に素早く対応

      

Q.子どものころの夢は?

A.医者(学生のころの夢は、白バイ隊員・救命士)


Q.学生時代にしていたことは?

A.中学でブラスバンド部、高校ではボート部に所属。(今も休日、玉川でボートクラブのボランティアに参加。)


Q.息抜き、または休日の過ごし方は?

A.ショッピングや、カフェでスイーツのカワイイ姿や甘い香り、やさしい食感に日常の疲れもとれる。


ある1日

6:00 起床         

8:30 始業・車両点検    

9:30 ミーティング・事務作業

12:00 昼休憩        

13:00 訓練開始        

17:00 訓練終了        

18:00 夕食         

0:30 就寝(仮眠)     

7:00 起床         

8:30 勤務交替 終業     

住所 〒794-0069 愛媛県今治市クリエイティブヒルズ3番地
創業 2013年
従業員数 62名
URL https://www.city.imabari.ehime.jp/shoubou/

消防は国民の生命、身体及び財産を災害から守ることを使命とし、西消防署は今治市の防災組織の一員として、真の安心・安全な町作りのために24時間業務に当たっています。また、私達のまちを守るために、男女を問わず勇猛果敢な人材を募集しています。

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