高校教諭

「成長」考え方、行動、
結果を変える。


愛媛県立新居浜工業高等学校

直野 圭剛さん 42歳

Naono Keigoh


出身学校 新居浜市立角野中学校
愛媛県立新居浜東高等学校
佐賀大学卒

当たり前のことを手を抜かずにちゃんとする。

一昨年が優勝、昨年は準優勝

 前任校では運動部の顧問をしていて、弊校に赴任するまではロボットに関わりはありませんでしたが、電子機械部に携わるようになって、ロボット競技の面白さ、奥深さに引かれるようになりました。赴任した年から、全国大会で3年連続ベスト8に入ることができ、一昨年が優勝、昨年は準優勝することができました。伝統の流れのいい時に、私が指導することになっただけです。2年前に退職された石川(篤宏)先生がとても熱心な方で、現在の基礎を築かれました。今も講師としてご指導いただいております。全国大会には15・16県、30チーム位が出場します。1チーム5人です。香川県が強くて、香川以外で優勝したのは今治工業さんと我が校位です。全国には名だたる先生方がおられて、すごいオーラを感じますね。部員は18名です。全国大会で好成績を納めたおかげで、今年部員が増えました(笑)。ロボット競技の課題にぶつかると、解決するまで考え続けます。煮詰まってあきらめることもありますが(笑)、乗り越えるとうれしいですね。生徒も壁を乗り越えるから面白いと続けられるのでしょうね。

優勝、準優勝を成し遂げた井上稜太さん(3年・左)と吉村晃さん(3年)

教えること、伝えることは難しい

 「継続は力なり」、当たり前のことを手を抜かずにちゃんとすることを心がけています。ロボットづくりは私のオリジナルはあまりなくて、まわりのいいものをいただくというか、真似することが多いですね(笑)。「この人になりたい」と思ってもなれるわけではないので、いいところだけを取り入れるようにしています。初任の時に今治工業の中村(康弘)先生に指導していただきました。今もライバル校として切磋琢磨させていただいています。
 教えること、伝えることは難しいと日々痛感しています(笑)。これからはもっとIT技術を使って、勉強が苦手な子にも十人十色の教育ができたら、もっと伸びると思うし、勉強が楽しくなると思います。本人が乗り越えたいと思えば応援もするし、本人が望まない壁だったら、他の分野で力を発揮すればいい。人には得手不得手があり、それが個性でもあります。ロボット競技のリーダーには、学力よりもコミュニケーション能力や人間性が求められます。生徒ができなかったことができるようになるなど、結果が出た時はうれしいですね。

実戦形式での練習風景。迫力満点です。

数々のトロフィーを手に笑顔の電子機械部の皆さん

      

Q.仕事に就いたきっかけは?

A.中学校の時、技術の先生に憧れた


Q.うれしかったことは?

A.生徒や自分自身が、できないことができるようになった時


Q.失敗や大変な事は?

A.伝える事はむずかしく、日々大変だと痛感しています。


ある1日

6:30 起床

7:40 出勤

15:30 部活

20:00 帰宅

22:00 就寝

住所 〒792-0004 愛媛県新居浜市北新町8番1号
創業 昭和23年
従業員数 生徒数:522名
URL http://niihama-th.esnet.ed.jp/

鍛:練習、修練を繰り返し、物事に習熟し、心と体を強くする。究:学問、技術などを磨き、考え求め、果てまで明らかにする。翔:世の中に、世界に、高く羽ばたき、成果を収め、貢献する。

TOPに戻る