製織

人生を楽しむこと。


楠橋紋織株式会社

渡邉和皐さん 27歳

Watanabe Kazusa


出身学校 今治市立立花中学校
愛媛県立今治工業高等学校卒

持ち続ける向上心で更なるプロフェッショナルを

 子どもの頃は騎手を夢見てましたが、今治タオルにも興味があり、早いうちから専門の知識を得るため工業高校へ行きました。
 私の業務は機械を管理したり柄替え、切れた糸を結んだりします。もともと細やかな手作業が好きなので、作る過程と製品になっていく姿を見れるのは楽しいです。結構繊細な作業になるので手先の器用な人に向いています。
 使用している機械や製造技術も進化していくので、一度覚えればそれで終わりにはなりません。常に向上心を持ちながらバージョンアップし、その都度ベストを尽くす姿勢は大事だと思います。
 大変だったことは、忙しい時、次の工程にまわしたくても多すぎてまわせなかった時ですね。次工程もパンク状態で渡すに渡せず、こちらもどんどん溜まっていき、今の作業と次工程の段取りの板挟みになってしまったり…。
 どんな時でも全体の流れを、よりスムーズに無駄無くまとめられるようなプロフェッショナルを目指したいです。

機械の流れをずっと見守り続ける

一度は使ってほしい『今治タオル』への思い

 自社のタオルを使っている人を見かけると、必要とされているんだなと思い嬉しいです。
 私たちが作るタオルは、まず原材料から異なっています。『今治タオル』には、吸水性や質感などの高品質を保証したロゴマークがついています。新品だけでなく、何回も洗って″本物″を知ってほしい。良い物は、普通に長持ちして経済的ですし、そこには今治の歴史と文化、職人のこだわりが詰まっています。私もタオルを作る職人としてこれからも丹精込めて励みます。
 私は学生の頃から運動が得意だったので入社後、友人とテニスを始めました。スポーツ以外の趣味では温泉巡りも好きです。一日の疲れを温泉でまったり癒すひとときは格別です。
 社会に出ると自分一人だけの作業というものではなく、チームの一員という自覚から責任感が鍛えられます。それが、やる気につながり人として大きく成長できる瞬間だと思います。

絡ませない正確さとスピードが要求される

大きな糸をセットする機械

      

Q.入社直後と現在で、変化したことは?

A.良いタオルを作っているという認識が、今では当たり前


Q.どうすればこの仕事に就けるか?

A.私は専門学校へ行き、資格を取得した。やる気は大事!


Q.仕事で失敗したことは?

A.B品タオルを作ってしまった。この件以来注意力が増した


ある1日

〈早出の時〉

4:00 起床

5:00 始業

8:30 朝食

13:45 終業

24:00 就寝

住所 〒794-0083 愛媛県今治市宅間甲319
創業 1951年
従業員数 87名
URL https://www.kusubashi.jp

楠橋紋織とお客様の「絆」、お客様とその先にいる利用者との「絆」そして、利用者とタオルとの「絆」。
タオルづくりの周囲にいくつも誕生するつながりに思いをはせながら、
楠橋紋織では、当社にしかできないモノづくりを追求しています。

TOPに戻る