縫製

ていねいに仕事をすることを心がけている。


株式会社藤高

村瀬浩美さん 20歳

Murase Hiromi


出身学校 今治市立桜井中学校
愛媛県立今治工業高等学校卒

「楽しむを忘れない」

いっぱい縫えたときは「よっしゃー!」

 デザインやイラストが好きだったので、地元の工業高校の繊維デザイン科に進みました。入学すると私より上手い人がいっぱいいました(笑)。高校でタオルのデザインや縫製も学びました。文化祭でオリジナルのタオルを作ったときは楽しかったです。縫製が好きだったのと地元で働きたいと思っていたので、卒業後、就職しました。入社して3年目です。
 午前は機械でヘム縫いを行い、午後は大西さんと交代して手動(電動ミシン)でヘム縫いをしています。機械を操作するようになってまだ1年です。機械の調子が悪くなると、大西さんに助けてもらいながらやっています。毎日、海外ブランドやワッフル柄などいろんな種類のタオルのヘムを縫っています。今治タオルの品質のよさが認知されてからは、無地のものが増えました。
 入社した頃は手動でも機械でも全然縫えませんでした。今は当時に比べて2〜3倍は縫えます。機械だと半日で約500枚、手動だと約200枚、タオルハンカチだと約300枚を縫います。
 毎日自分で目標枚数を決めて作業にかかります。目標以上に縫えたときは「よっしゃー!」みたいな感じでうれしいです。縫製の技術が上達して、会社にも貢献できていると思うと、やりがいを感じます。

ドイツ製へム縫い機械を操作する村瀬さん

やりたいことがあるなら、やった方が後悔がない。

 基本的に仕事は8時から5時です。帰宅後は自宅で体を鍛えています。
 趣味は音楽鑑賞でボーカロイドの機械音楽をよく聴きます。初音ミクなどのコンサートやボーカロイドをカバーしている歌手のライブに大阪に行ったりします。尊敬するのは身近では大西さんです。頼りになります。好きな言葉は「楽しむを忘れない」。心がけているのはタオルを扱うので、どんなに忙しくても「ていねいに、しかも速く」です。
 中高生にはやりたいことがあるなら、やった方が後悔がないと伝えたいです。私はデザインが好きでこの仕事に就きました。
 今治タオルは好きです。ロゴ(タグ)が付いていると安心です。県外に出た友達や親戚などから「有名よ」とよく言われます。ブランドが認知されてうれしいです。将来的には実家から離れて自立したいです。タオルソムリエにも挑戦したいです。

タオルごとにデータ入力を行います

タオル織機が並ぶ工場

創業100周年を表す100色に染められた糸

タオル展示室

東京の直営店「FUJITAKA TOWEL GINZA」

      

Q.仕事内容は?

A.タオルのヘムを縫っている


Q.仕事に就いたきっかけは?

A.高校での縫製の授業が楽しかったから


Q.必要な資質は?

A.最初は難しいけど練習すれば誰でもできると思う


Q.うれしかったことは?

A.早くたくさんのタオルが縫えたときにやりがいを感じる


Q.大変なことは?

A.機械の調子が悪いとき


ある1日

6:30 起床

8:00 始業

12:00 昼食

17:00 終業

23:00 就寝

住所 〒794-0026 愛媛県今治市別宮町3丁目5-16
創業 1919年
従業員数 206名(実習生25名、パート19名含む)
URL https://fujitaka.co.jp/

日本一のタオル産地、今治において、100年以上の歴史を誇るタオルメーカーです。お客様に満足していただくことを社是としております。糸の染色から最終製品に至るまで一貫して全て自社の系列内で行い、安心と安全を保証させていただいております。

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