人一人は大切なり


自衛隊愛媛地方協力本部

廣瀬 亜美さん 23歳

Hirose Ami


出身学校 西条市立東予東中学校
松山東雲高等学校
同志社大学文学部哲学科卒

国内を経て海外へ

 私は昨年4月に入隊し、広島県江田島市にある「海上自衛隊幹部候補生学校」を卒業後、「練習艦かしま」にて「近海練習航海」という海上自衛隊の主要基地の所在地である5都市を中心に、国内の拠点を回りながら訓練を行っています。訓練内容としては、船の速力や舵を操作して部隊の陣形(縦列や横列)を組んだりする操艦訓練や、艦内における火災や浸水など緊急時の対応です。この課程が終われば「遠洋練習航海」で国外に行くことになるので、今のうちにしっかり基礎を身につけて臨みたいと考えています。
 まだ入隊して間もないですが、国内外のさまざまな場所へ行けるところに魅力を感じています。もちろん訓練は厳しく大変なものですが、同期と支え合いながら乗り越えることは私のやりがいでもあり、一緒に各地を巡ることができて嬉しく思います。

続けていればやがて強みになり個性になります

一人一人違うからこそその個性が輝く

 私は元々、海上自衛隊で求められる水泳や英語、人前に立つこと、大きな声を出すことが苦手でした。それなのになぜ入隊を決めたのかというと、大学時代に「どうすれば自分の人生をより充実させられるのか」と考えたことがきっかけです。兼ねてより国防に興味があったことから、仕事で強制的に苦手を克服することができれば、見える世界も変わってくるのではないかと考え今に至ります。
 最初は周りの人と比べて劣等感を感じることもありましたが、今では同期の支えもあり、苦手だったことも問題なくこなせるようになりました。
 入隊前は「同じ服を着て、同じことをして、同じご飯を食べる」といった画一的なイメージを持っていましたが、入隊してからは画一的だからこそ個人の見た目を度外視した個性がはっきりとわかる環境だと感じています。
 中高生の皆さんには、ずっと続けられるものを見つけてほしいと思います。それが将来役に立つかどうかはわかりませんが、続けていればやがて強みになり「自分といえばこれ」と言える個性になります。

 

遠洋練習航海では、海外の史跡研修や現地の方々との交流を通じ、各国の多様な文化に触れるとともに、改めて日本を見つめなおす貴重な機会となっています。

      

Q.学生時代にしていたことは?

A.卓球


Q.得意な科目は?

A.政治・社会


Q.今のマイブームは?

A.地方の美味しいものを食べたり飲んだりすること


ある1日

5:30 起床    

7:45 始業、訓練等

11:00 昼食、訓練等

16:45 課業終了  

17:00 夕食    

19:30 ミーティング

22:00 就寝    

住所 〒790-0003 松山市三番町8丁目352-1
創業
従業員数
URL https://www.mod.go.jp/pco/ehime/

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