大学院農学研究科
誰もが生きがいを持って農業を含む仕事や生活を楽しめる農村を作ること。
愛媛大学 農学部 大学院農学研究科 生物環境学専攻 地域環境工学コース 農村計画学 修士1年生(2023年3月時点)
平石カムイさん 24歳
Hiraishi Kamui
出身学校 | 兵庫県明石市立魚住中学校 兵庫県立明石北高等学校 愛媛大学農学部生物環境学科地域環境工学コース卒 |
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土木学の基本となる物理学の他に、社会学や化学の視点から農村のインフラ(※1)を整備するデザインを勉強しています。
Q:こちらの学校を選んだ理由は?
A:僕は、故郷でため池の掻い掘り(※2)に参加したのがきっかけです。その後の点検や、魚を捕ったりするイベントで、生物の多様性や生態系の保全に興味を持ちました。入学後、もっと勉強し深掘りしたく大学院へ進学しました。
Q:入学後の印象は?
A:現地へ調査に赴いて、農家さんや行政の方から話を聞いて、いろいろな角度から環境保全ができることを知り、予想していた以上の学びを得ました。
Q:嬉しかったことは?
A:調査でお世話になった地域の方々に論文をお渡しした時、「地域の記録として非常に価値があるものを作ってくれてありがとう」と感謝の言葉をいただけてとても嬉しかったです。学内だけでなく、地域に直接貢献できて良かったと思います。
※1 インフラ…産業・生活を支える基盤となる公共施設や設備(ここでは農地、ダム、ため池、水路、農道など)のこと。
※2 掻い掘り…農作業が終わる冬頃に、ため池や沼の水を出して天日干しすること。
Q:大変だったことは?
A:大学3年生の後期に、周りの友人が就職や進学など決める中、僕は進路選択を悩みました。1年休学し、専門分野以外でもやりたいことを突き詰めると、自分の得意不得意を知り、今の分野に向いていることに気付きました。この専門を活かす職業に就く決心ができ進学しました。
Q:所属している部活・サークルは?
A:僕は、ワンダーフォーゲル部(登山部)と写真部に所属していました。ワンダーフォーゲル部では、グループを作り、県内外で登山をしていました。写真部は、部員と一緒に楽しめたおかげで、引退後も良い趣味になりました。
Q:将来の夢、またはあなたの志は?
A:誰もが生きがいを感じられるような農業や生活を楽しめる農村をつくる建設コンサルタントになりたいです。余裕を持ったスケジュール管理で、自分の強みである丁寧さを活かしながら仕事に取り組みたいです。
Q.子どものころの夢は?
A.野生動物を守る仕事
Q.必要なスキルや資質は?
A.やりたいこと以外の好奇心も幅広く持つことで、散らばった知識同士が線で結びつき、新発見となったりする。人と話したり読書をして、様々な知識を吸収すると良い
Q.中高生の皆さんへ一言
A.自分がどんなことに興味があるかを何となくでも理解しておいた方がいい
7:30 起床
8:45 登校
9:00 研究室ミーティング
9:30 調査資料作成・現場との調整
12:00 昼食
13:30 論文・ゼミ資料作成
19:00 下校・夕食
21:00 入浴、自由時間
24:00 就寝
住所 | 松山市樽味3丁目5番7号 |
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創業 | 1900年 |
従業員数 | |
URL | https://www.agr.ehime-u.ac.jp |
愛媛大学農学部では、食料生産学科、生命機能学科、および生物環境学科の三学科からなる教育・研究体制を整えています。各学科はそれぞれの専門に特化した教育コースなので、農学に関するほとんどの教育分野を網羅しています。さらに専門性の高い知識を得たい、または研究に従事したい学生のための大学院もあり、入学時から大学院に進学することを希望する学生には、特別コースを設けています。