国民と自国を守るため

　私の仕事は、航空機の装備品、主に武装系統の整備をしています。
　私が所属する武器小隊は築城基地で一番隊員数が多い小隊なので、尊敬する先輩はたくさんいます。私の職種の武器弾薬員は、航空機に搭載する武器・弾薬や武装系統等について幅広い知識が必要ですが、きちんと教わった通り作業すると全く問題ありません。
　ミサイル等の弾薬を扱う仕事でもあり、ほんの些細な静電気で大事故に繋がるので、安全第一で職務を全うしています。また、アラート勤務もあり、航空機のスクランブル（※1）発進時にミサイルを発射できるように安全装置の解除等も行っています。最前線で飛び立つ直前まで航空機に触れるので、責任感とやりがいを大きく感じています。
　パイロットの戦闘訓練が行われる国外訓練に参加することもあります。今年行われた訓練は、オーストラリア主催「多国間軍事演習」で、日本は初参加となりましたが、私は参加メンバーに入れませんでした。
　今の私の目標は、救難員（※2）になることです。救難員の選抜試験合格を目指して勉強と体力向上に頑張っています。「自衛隊はキツい」と耳にしましたが、同期との絆や皆でフォローし合えるので、大変なことも乗り越えられます。

※1 スクランブル（対領空侵犯措置）…国籍不明機が領空を侵犯する恐れがあれば、自衛隊法に基づき措置を行うこと。　
※2 救難員…救難ヘリコプターなどに搭乗し、捜索・救助を行う隊員のこと。

航空機にミサイルを搭載

プライベート中に入隊を決意

　幼少期から公安職に憧れ、人を守りたい気持ちが強い私に親が、広報活動で三津浜港に来た海上自衛隊の艦艇を見に連れて行ってくれたのが、自衛隊に心惹かれたきっかけでした。そして、宮崎県の親戚の家に遊びに行った時、近くにある新田原基地で実際に飛ぶ航空機を見て、音や振動を肌で感じ航空自衛隊に入ることを決意しました。親も私の入隊を誇ってくれていると思います。
　入隊試験は、広報官の方から勉強方法を教えてもらうのが良いと思います。取得資格の有無でできる作業が異なるので、今後は「危険物取扱者」等や、自衛隊内部で使う特殊な資格も取りたいです。個人的に「危険物取扱者」の試験が難しかったので、在学時にもっと勉強しておけばと思いました。
　自分の大切な人、国民を守る仲間が一人でも増えることを望んでいます。

２０㎜機関砲整備中

　

休日にツーリング

Q.必要なスキル、資質は？

A.やる気と元気 この２つ！

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Q.好きなものは？

A.車とバイクが好きでよく乗っている。

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Q.息抜き、または休日の過ごし方は？

A.宮崎県はドライブに最適な場所

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自衛隊愛媛地方協力本部

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