失敗を恐れないこと。


陸上自衛隊 松山駐屯地

山城琳果さん 20歳

Yamashiro Rinka


出身学校 西条市立小松中学校
愛媛県立丹原高等学校卒

幼い頃から夢見た職業

 私は学生の頃から明るく積極的な性格で、中学ではバスケ部、高校では小学生から習っていた空手を上達させるため、空手部に入部しました。親の薦めから、保育園の頃に自衛隊の『誰かのため、国のために働く姿』を尊敬し始め、かっこいい制服や中高生の時の職場体験学習で入隊を決めました。親元を離れる不安や集団生活への緊張もありましたが、食事付の営内居住(※1)で皆さんと和気あいあいとした環境で、今は不安もなく頑張っています。
 配属先は、半年の教育期間を経て航空機やミサイルを撃ち落とす役割を担っている高射特科隊へ。今は『近SAM(※2)』という装備を持った部隊で先輩方の補助をしています。
 私は高射部隊の通信手ですが、通信手段は、無線・優先・システムLANの構築など様々な方法があります。無線通信手は通信の確保がメインですが、部隊の自衛警戒の要員も兼ねており顔にドーランを塗ったり身体に草を付けて身を潜める訓練もしています。

※1 営内居住…自衛隊の敷地内にある寮に住んでいること(敷地外から通勤してくることを営外居住)

※2 近SAM(93式近距離地対空誘導弾)…35mm2連装高射機関砲 L-90の後継として陸上自衛隊に配備された自走式の近距離防空ミサイル・システム

射撃競技会で表彰状(第1位)を授与される山城陸士長

国民の皆さんのため、仲間と一緒に責務を全うする

 集団行動なので、一人の遅れで業務全体に支障が出ます。山での訓練や演習は想定外が多く、自分達で掘った穴に雨水が溜まっているのに気づかず、はまって抜けなかった時は大変でした(笑)。しかし、辛く苦しい時、楽しい時も一緒に分かち合える同期や先輩が必ず近くにいるので、入隊して後悔したことはありません。
 また、男女混合で参加数約1,500人規模の射撃競技会という大会があり、『旅団小火器 陸士の部』で第1位を獲りました。そして検定(体力・格闘)を合格した時も嬉しかったです。できなかったことが数字で見えてわかると克服しやすいです。私のポリシーは、失敗を恐れず行動し、失敗をしてもくじけないことです。
 これからも国民の皆さんから信頼される自衛官でいるために、動ける態勢を常にとっておくことを心がけ、与えられた責務を全うできるよう日々の訓練を頑張っていきたいです。
 学生の皆さんは、将来を見据え、勉強も大事ですがやりたいことを見つけることも大切だと思います。

体力検定(短距離疾走)

 

第14高射特科隊第1射撃小隊

      

Q.趣味は?

A.食べること


Q.尊敬している人は?

A.那須川天心さん。自分に自信を持っており、失敗・負けを恐れず何事にも立ち向かうところがかっこいい


Q.必要な資格やスキル、資質は?

A.パソコン(Word、Excelなど)が基本のスキル


ある1日

6:00 起床  

6:15 朝食  

8:15 課業開始

12:00 昼休み  

13:00 課業開始

17:00 課業終了

17:15 夕食  

23:00 就寝  

住所 〒790-0003 愛媛県松山市三番町8丁目352-1
創業
従業員数
URL https://www.mod.go.jp/pco/ehime/

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