機関長

周りから頼られる機関長


朝日海運株式会社

小椋 圭さん 34歳

Ogura Kei


出身学校 神奈川県大和市立光丘中学校
陸上自衛隊少年工科学校
国立波方海上技術短期大学校卒

機械や装置と常に向き合う

 私たちの船は、日本全国の港や空港へ燃料を運んでいます。そこでの私の仕事は、運航に支障が出ないようエンジンをはじめとした機械や装置の管理・整備を行うことです。機関長という役職は機関士たちを統括する立場なので、常に適度な緊張感を持って仕事に取り組むよう心がけています。
 機械の調整には常に細心の注意をはらっていますが、それでも不具合は発生してしまいます。そのようなときはきっちり修理をし、正常に稼働させられるとやりがいを感じます。
 一方で、原因が特定できない不具合の場合は、先輩や同僚と力を合わせてあらゆる方法を模索し、必ず問題解決ができるように努めています。

パネルを見ながら数値管理業務

未来を常に見据えて

 私は昔から機械いじりが好きだったので、高校は陸上自衛隊少年工科学校に進学し、ヘリコプターの整備等を学びました。しかし、卒業時に将来のことなどいろいろと考えた結果、テレビの特集を見て強く興味を持った船員を目指すことにしました。
 船に乗るだけなら未経験・無資格でも可能なのですが、将来を見据えたとき仕事をする上での心構えや資格の取得をしたいと考えたことから、国立波方海上技術短期大学校に進学して今に至っています。
 世間では今「AI」が話題となり、将来厳しいとされる職種も出てきました。しかし、この仕事は、企業が必要とする材料を大量運搬するものなので、代用が効きません。つまり「人の力」を必要とする将来性のある職種といえます。また、長期運航が終わると約1か月の休暇がもらえることも他にはない魅力です。もちろん楽しいことばかりではありませんが、それをしのぐほどの魅力があると私は思っています。
 中高生の皆さんへ。就職先を決める際に大切なことはあまり思いつめないことです。「仕事」は生きている限り一生付き合っていくものなので、そのときのことだけを考えず、将来につながるものを選ぶのが一番ではないでしょうか。

機関部での業務は真剣勝負で

海の上で仲間との話は前向きになる

      

Q.好きな食べ物は?

A.カレーライス


Q.得意な科目は?

A.数学


Q.仕事中の楽しみは?

A.寄港した地域で旅行体験をすること


ある1日

6:00 起床  

6:30 朝食  

7:30 当直業務

11:30 昼食  

12:00 事務業務

19:00 夕食  

19:30 当直業務

23:30 終業  

住所 〒799-2104 今治市波方町宮崎甲316番地
創業
従業員数
URL https://asahi-kaiun.com

1959年の創業以来、約65年にわたり日本の物流を支えてきました。白油タンカー3隻、貨物船4隻、ケミカル船1隻の計8隻を自社運航管理しています。乗組員の平均年齢が41歳で30代の船長、機関長をはじめとし、数多くの若手乗組員が活躍中。

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