感謝の気持ちを大切に。


陸上自衛隊 松山駐屯地

寺川 葵さん 23歳

Terakawa Aoi


出身学校 松山市立城西中学校
愛媛県立北条高等学校
岡山商科大学 法学部 法学科卒

11/2t救急車(※1) に乗車して、野戦で使用するほか大規模災害時などで「災害派遣」 として出動しています。

悲しみの中で抱いた救いたい気持ち

 私は、大砲を装備する野戦特科部隊の衛生救護員として、隊員の体調管理に係る助言や指導、応急手当などを行っています。
 自衛隊に興味を持ったきっかけは、『東日本大震災』でした。当時小学生だった私はテレビ映像にショックを受け、しばらく頭から離れませんでした。しかし、現場へすぐに駆けつけ救助活動を行う自衛隊の方々に心を惹かれました。救助された方の約7割を自衛隊員が救出しており「私も命を救う仕事がしたい、悲しむ人を一人でも減らしたい」という思いから入隊を決意しました。
 そのため、私の場合は大学在学中、運転免許以外に、赤十字病院で『救急員(※2)』の資格を取得しました。将来は『准看護師』を取り、更に貢献できるよう頑張ります。

※1 11/2t救急車…サイレンを鳴らし公道を緊急走行できる陸上自衛隊装備品の衛生科装備車両。「アンビュランス」略して「アンビ」とも呼ばれている。
※2 赤十字救急法救急員…日本赤十字社が定める民間資格の1つであり、救急法に関わる知識と技術を習得する技術認定のこと。

一般の方々の応急処置について勉強中

私の中で大切なことは『協調性』『向上心』そして『感謝の心』

 入隊は一昨年3月、中部方面特科隊の配属は9月。半年の新隊員教育期間中は、自衛隊=(イコール)厳しいというイメージでしたが、特科隊の皆さんはとても優しく、楽しい雰囲気の中で仕事が出来ています。仕事を通して仲間との絆を感じられることがとても嬉しいです。
 苦労したことは、集団生活や訓練での命令に基づく一連の行動です。出発準備を迅速に整え、長距離を移動し、厳しい環境下での訓練は大変です。しかし、出来なかったことを習得した時に、成長とやりがいを感じます。
 中高生の頃は、ラグビーに熱中しており、高校在学中は花園へ2回出場しました。スキルが上がったり仲間から慕われるのが嬉しかったです。ラグビーという激しいスポーツ経験のおかげで、人を助ける自衛官という仕事において冷静に対処できる力が身についたと思います。
 好きな言葉は『感謝』。高校ラグビー部監督の「選手のために働いている
マネージャーへの感謝を忘れるな」という指導が、「してもらうのが当たり前ではなく『仲間のために』という気持ちに心から感謝すること」に改めて気づかされる出来事だったからです。
 学生の皆さんには、仲間を大事にして青春時代を謳歌してほしいです。

心肺蘇生法の展示指導を行う

訓練休憩中に同期と

      

Q.子どものころの夢は?

A.消防士


Q.学生に戻れるとしたら、何をしたい?

A.一度も行ったことがない海外へ留学してみたい


Q.趣味は?

A.週3~4回の筋トレと、スニーカー(履き続け汚れたら磨く)


ある1日

6:00 起床・点呼  

6:15 朝食     

8:15 課業開始   

12:00 昼食     

13:00 課業開始   

17:00 課業終了・夕食

18:00 筋トレ    

22:30 点呼・就寝  

住所 〒790-0003 愛媛県松山市三番町8丁目352-1
創業
従業員数
URL https://www.mod.go.jp/pco/ehime/

自衛隊の受験/見学/質問/相談/イベントなど、自衛隊に関する窓口です。お気軽にお問合せ下さい。

TOPに戻る