社長
働いてもらっている社員の幸せ
タオル美術館グループ 一広ベトナム株式会社
坂本 賢一さん 57歳
Sakamoto Kenichi
出身学校 | 今治市立日吉中学校 今治明徳高等学校卒 |
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海外で「ものづくり」に携わるということ
私は現在、ベトナム工場でタオルの生産を担当しています。日本、中国、そしてベトナムの3か所にある工場で生産を行っており、ベトナムには赴任してから2年2か月が経ちました。月に二度は日本に帰国します。もともと語学は得意ではありませんが、現地には日本語を話せるスタッフもいるため、通訳を通じて日々やり取りを行っています。
以前は違う業界の製造を経験し、今はタオルの製造に関わっています。弊社は糸を仕入れる以外は、すべて自社で一貫して生産から出荷までを行っているのが特徴です。製品の多くは日本向けに出荷され、小売店や百貨店、スーパー、雑貨店など様々な店舗で販売されています。
この仕事に就くには、日頃からいろいろな商品を見たり、人の話を聞いたりして、消費者に支持されるものは何かを考えることが大切だと思います。私自身も、納品された商品がどのように店頭に並び、どのように売られているかを確認するために、実際に販売店を訪れることもあります。現場を見ることで気づくことや学べることも多く、それが次の商品づくりにもつながっています。
より良い仕事に繋げるため、日々会議で話し合っています
失敗を恐れず、挑戦し続ける
印象に残っているのは、新しい取引先との商品づくりです。営業企画の経験もあるため、お客様と一緒に「こんな商品があったらいいな」という話をしますが、「できない」と言うとそれで話が終わってしまうので、とにかくやってみます。話しながら、どこまでタオルとして表現できるのかを共に挑戦することを心がけています。失敗は成功の基なので失敗を恐れずなんでも挑戦することを意識しています。例え失敗しても、それが次につながることも多く、挑戦する姿勢がものづくりには欠かせません。また、実際に商品が店頭で売れている様子を見ると、大きな達成感があります。
中高生の皆さんには、ぜひ製造業に目を向けていただきたいと思います。モノが出来上がるまでの過程には、多くの工夫と喜びがあります。また、海外で働く日本人も増えており、ものづくりの現場は世界中に広がっています。視野を広げ、自分の可能性を信じて進んでいってください。
趣味のゴルフ
寮でのリラックスタイム
Q.好きな食べ物は?
A.中華そば
Q.息抜き・リラックス方法は?
A.ゴルフ
Q.子どもの頃の夢は?
A.商売人になること
6:00 起床
7:00 出社
8:00 工場巡回
9:00 会議
10:00 現場会議
17:00 退社
21:00 就寝
住所 | Lot No. 103,104 Road B, Linh Trung export processing zone and industrial park III , An Tinh Ward ,Tay Ninh Province, Viet Nam |
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創業 | 2005年9月(平成17年) |
従業員数 | 700名 |
URL | https://www.towel-museum.com/company/vietnam/ |
温暖な気候と良質な水はタオルの生産にも適しており、繊細なベトナム刺繍に象徴される人材の器用さは、タオルのみでなく当社が新たに始めたウエア製造にも活かされています。