機関長

常に初心を忘れない。


金力汽船株式会社

和泉翔太さん 28歳

Izumi Shouta


出身学校 高知県土佐清水市立清水中学校卒

誰からも信頼される 機関長に、早くなりたい。

「もっと上を目指して仕事をしないか」

高知県土佐清水市の出身です。中学卒業後、地元のかつお節工場で働いていた時に、祖父の知人の弊社の船長に「もっと上を目指して仕事をしないか」と誘われ、一念発起して海技免許を取得しました。手先が器用な方でバイクの改造などをやっていたこともあり、機関士を希望し、現在、機関長として乗船しています。船乗りになって11年になります。
 このタンカーには14人が乗船しています。若い人が多く、20代が5人います。その内の2人が機関士で、私が担当しています。教えるには知識や経験、コミュニケーション能力が求められるので、私も勉強になります。不思議なもので、日頃から愛情をかけてエンジンを整備していると、長く順調に動いてくれますね。エンジンに異常があった時に、自分で修理して正常に戻った時は達成感を覚えます。失敗は経験不足から船を止めてしまい、航海を続けることができなくなったことがありました。
 目標は船に乗り始めた頃から、10年以上やさしく、時に厳しく指導してくれた60代の機関長です。その人のように誰からも信頼される機関長に、早くなりたいです。
 主に北海道で重油や原油を積んで、京浜地方に運んでいます。日本の産業の動力源である燃料を運んでいると思うと、やりがいを感じます。乗船中は休憩をしっかり取るようにしています。交代でワッチ(当直)があるので、オンオフの切り替えを意識して行っています。悪天候や雨や雪の中での作業など、大変な時もありますが、常に安全第一を心がけています。

着桟時にブリッジで主機関を操作します

給料は同年代と比べるといいと思います

給料は同年代と比べるといいと思います。休みが長いのもうれしいですね。2か月乗船して20日の休暇です。21歳で結婚して、2歳半と産まれたばかりの娘がいます。かわいい盛りで携帯で話したり、妻に写真や動画を送ってもらっています。尊敬するのは両親です。子どもができて親のありがたみがわかりました。親孝行したいですね。弟にも船員になることを勧め、現在弊社で働いています。経験豊かな年配の船員や色々な職業の人の話を聞くと、自分の世界が広がります。写真が趣味で乗船中によく撮ります。瀬戸内海の橋や京浜工業地帯の夜景、太平洋上の満天の星空はとてもきれいですよ。

荷役時に荷役制御室で貨物ポンプなどを操作します

      

Q.子どものころの夢は?

A.看護師


Q.仕事内容は?

A.船の動力となるエンジンの点検や整備など


Q.仕事に就いたきっかけは?

A.小さいころから海が好きだから


Q.必要な資格は?

A.海技免許、小型船舶など


Q.やりがいを感じることは?

A.何か異常(トラブル)があった時に、自分で修理して、正常に戻った時


ある1日

4:00 起床

8:00 当直

12:00 作業

14:00 休み

16:00 当直

19:30 休み

20:00 就寝

住所 〒794-2303 愛媛県今治市伯方町伊方甲727番地1
創業 1959年
従業員数 48名
URL http://www.kinriki.jp

海上輸送のプロとして、お客様からお預かりした荷物を安全確実にお届けし、海上輸送を通じて社会に貢献することを念頭に全社員が努力し、日々使命を果たしております

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