農業
生まれ育った故郷を未来まで元気に残していく。
株式会社玉津柑橘倶楽部
原田亮司さん 36歳
Harada Ryouji
出身学校 | 吉田町立吉田中学校 愛媛県立吉田高等学校卒 |
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仲間と地元玉津のためになる会社を目指す。
西日本豪雨災害がきっかけで設立。
宇和島市吉田町玉津地区でみかん農家をやっています。会社は昨年7月の西日本豪雨災害がきっかけとなって、仲間10人で12月に設立しました。元々の地域の問題、これからの復興、未来の産地の姿などもろもろの課題を解決するために立ち上げました。1つ上の農家の先輩が、スプリンクラーの復旧を目的にクラウドファンディングを始め、その寄付金の返礼品としてジュース(写真4)を送ったのが最初の仕事です(笑)。大きく取り上げられた被災報道で、リピート注文も多くいただきました。今、メンバーは16人に増えました。
農家としては私が3代目です。祖父が始めた頃はみかんの景気がよかったのですが、父の代は価格が暴落して大変だったようです。高校卒業後、県内外で働き、その後、帰郷して働きながら、家業も手伝っていました。みかん景気が回復してきたことや、友人達が楽しく営農している姿を見て就農を決意しました。畑は2町(約2ヘクタール)余りで、普通ですね。多いところは5町くらい作っています。メインの品種は温州みかんです。極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、南柑20号が中心で、年明けからポンカン、甘平、デコポンなど各農家が好きな品種を出荷しています。
玉津地区は団結力があります。
玉津は200軒くらいみかん農家があるんですが、そのうちの50軒くらいに20・30代の後継者がいます。4軒に1軒、若い後継者がいるのは全国的にも珍しいと思います。5・6年前から収入が安定してきて、就農する人たちが増えています。そんなみかんの価格がよくなってきたときに、被災してダメージを受けました。玉津地区は田舎で、人とのつながりが密な分だけ団結力があります。それが今回の早期復旧につながったのだと思います。また全国から多くのボランティアの方々が入ってくれて、助けていただきました。その中からIターンで移住された方もいます。
理想として掲げているのは地元玉津のためになる会社です。利益を還元して高齢の農家を手伝ったり、収穫期のアルバイトを確保したり、若者の就農やIターンで移住する農家を増やしたい。実現できるように仲間とがんばっていきたいです。
Q.子どものころの夢は?
A.野球選手、バンドマン
Q.仕事内容は?
A.みかん作り
Q.どうすればこの仕事に就くことができますか?
A.県や市の研修制度、農業を始める補助制度もあるので家業が農家でなくても始めることができる
Q.うれしかったことは?
A.一年かけて一生懸命作ったみかんを美味しいと言ってもらえたとき
4:00 起床
家事
8:00〜17:00 みかん作り
家事
21:30 就寝
住所 | 〒799-3742 愛媛県宇和島市吉田町法華津6-82-2 |
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創業 | 2018年 |
従業員数 | 19名 |
URL | https://kankitu-club.com |
日本でも有数のみかん産地である宇和島市吉田町玉津地区のみかん産業を、50年100年先まで元気な姿で残していくため、様々な形で農家を助けていく組織として、若い農家が中心となり設立しました。