ミニトマト生産

高品質な食料を栽培し
健康作りに役立てる。


中郷農園

井門 裕彦さん 51歳

Imon Hirohiko


出身学校 朝倉村立朝倉中学校
愛媛県立今治南高等学校
農林水産省農業者大学校卒

生命に関わる仕事をしている ことに誇りを感じています。

収穫の喜びは大きいですね

 祖父の代からのみかん農家で、小さい頃から農作業を手伝っていました。長男でいずれは継がなきゃいけないとは思っていました。大学卒業して23歳まで、両親とみかん栽培をしていましたが、国の方針のかんきつ園地転換事業で、ハウスで夏はメロン、冬はイチゴを栽培するようになりました。メロンは手間がかかる上に高いと売れないし、イチゴはパック詰めに時間が取られるので、10年位前から徐々にミニトマトを増やしていきました。今はすべてミニトマトで、JAへ年間66トン出荷しています。愛媛のミニトマト農家では一番の出荷量です。
 私と両親と3名のパートさんの6人で作業しています。ハウスの開閉や換気はすべて自動制御されていますが、毎日、天気や状況が変わるので管理は大変です。病気や害虫など対処しなければならないこと
が山のようにあります。実がなるまで時間がかかるし、生き物なので気が抜けません。忍耐力が必要です。その分、収穫の喜びは大きいですね。ハウスで真っ赤に実ったミニトマトに囲まれていると、とても幸せです(笑)。

トラクターやトラックなどが並ぶ倉庫「運転は好きですね」

「継続は宝なり」です

 ミニトマトで県知事賞を連続受賞しています。いいものを作るのは大変ですが、食べた方から「おいしい!」って言われると苦労も吹っ飛びますね。33歳の時に全作付面積の7割が、植えて1か月位で病気にかかり、ダメになってしまいました。自分にも落ち度があって、テングになっていました。すぐに植え直したのですが、1年は365日しかなく、収穫期間が短くたくさん穫れない上に、経費は例年と同じにかかって大変でした。
 私は農家という星の元に生まれ、ミニトマト農家になったわけですが、中高生の皆さんもどこに縁があるかわからないので、この仕事はいい、ダメとか言うのではなく、縁があればやってみて、うまくいけばラッキーだし、うまくいかなくても継続してやっていたら、成果は必ずついて来ます。それが成功の秘訣じゃないかな。「継続は宝なり」です。夢は食べて健康になるものを作ることです。生命に関わる仕事をしていることに誇りを感じています。食べた皆さんが健康になって、その人の人生を全うできる『食』を提供することが目標です。

県知事賞を毎回受賞している宝石のようなミニトマト。

      

Q.子どものころの夢は?

A.自動車販売業


Q.仕事の内容を分かりやすく

A.ミニトマトの生産


Q.うれしかったことは?

A.生産したものを「美味しい」と言ってくれた時


Q.仕事で大変なことは?

A.連作していくと作物が出来なくなるので、それを克服しなければならないこと。


ある1日

6:00 起床

7:00 始業

12:00 昼食

20:00 終業

23:00 就寝

住所 〒799-1603 愛媛県今治市朝倉下甲1229-1
創業 昭和30年
従業員数 6名(パート含む)
URL

瀬戸内の豊かな自然の恵みと、自家製のこだわり肥料(EMぼかし・万田酵素・牛ふん堆肥)を使用し、丁寧に育て上げた、甘くて濃厚な味のこだわりミニトマトを栽培しています。

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