大道具
明日も、役者さんとお客さんの笑顔がありますように
株式会社ジョイ・アート 坊っちゃん劇場
井上博登さん 22歳
Inoue Hiroto
出身学校 | 大洲市立新谷中学校 愛媛県立内子高等学校 松山ビジネスカレッジ クリエイティブ校卒 |
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見えないところで支え公演を守る仕事
私は、舞台セットを動かしたり、小道具・大道具(※)の入念な点検や修理したりと、お客様の見えないところで役者の皆様を支える仕事をしています。本番中も全神経を研ぎ済まし機械音にも耳を傾け、いつもと微かに異なる時は、進行状況を確認しながら、原因の究明・対処をし、事故が起きないよう公演を見守っています。本番終了後は、後片付けと次の公演のための点検を一から行います。
この仕事には、公演のため、お客様のために全力を尽くす心意気が必要です。大変な仕事ですが、お客様からの拍手、役者さんから感謝のお言葉をいただいた時が一番嬉しいです。疲れた時は、エレファントカシマシの曲を聴きます。ヴォーカルの宮本さんのパワーに、元気と力をもらえます。
※ 小道具…役者が身につけたり、手に持ったりするもののこと。/大道具…舞台セットのことなど。
仕事を頑張れるのは夢を諦めなかったから
目標とする人は、私と入れ替わりで退職された先輩です。どのような時も「あの方ならばここまで行う」と考え、行動の規範にしています。もし、あの方がこの場にいらしても「それで良いぞ!」と言っていただけるよう、恥じない仕事振りを心がけています。
公演は、関係者全員が同時進行で各自準備をし、二人三脚で一つの演目を作り上げています。入社するまでは、裏方に携わっている方々の事を考えたことはありませんでした。この仕事を選んだのは、子どもの頃からお芝居・演技が好きで公演に興味があったからです。
正直、好きなことを仕事にすると嫌いになってしまうかなと悩んだり、就活で失敗し諦めようと何度も考えたことがあります。そんな時、知人から弊社の求人を教えてもらい、仕事内容を聞き大変そうだなという気持ちと同時に、絶対面白いだろうなという確信もありました。この仕事には、お芝居が好きという気持ちが大切です。
私の場合、諦めないで挑戦し続けた結果が、今の自分に繋がっています。学生の皆さんにも、何事にも諦めずやりたいことに挑戦し続けて欲しい。そうすると、必ず道は開かれると思います。
Q.子どものころの夢は?
A.役者
Q.得意な科目、スポーツは?
A.陸上競技全般
Q.趣味は?
A.創作活動(絵・文章・音楽など)や美術鑑賞、健康づくりなど
7:00 起床
8:00 軽い運動
10:00 出勤
19:00 退社
20:00 自由時間(食事・風呂・読書・映画・音楽鑑賞など)
1:00 就寝
住所 | 〒791-0211 愛媛県東温市見奈良1125 |
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創業 | 2006年 |
従業員数 | 7名 |
URL | http://www.botchan.co.jp/ |
オリジナルミュージカルを、1年間ロングラン公演しており、これまでに、制作陣にジェームス三木、高橋知伽江、横内謙介、石田昌也(宝塚歌劇団)、羽原大介、錦織一清らを迎え、16作品上演。2020年11月には来場者100万人を達成しました。