時代の変化に強い仕事

　私が船乗りを目指した理由は、学生の時から会社人の出勤体制とは異なる働き方をしたかったことや他業種と比べ船員の給与の面での優遇、更に時流の変化にも無くならない仕事だと考えたからです。
　もともと海と船は好きだったこともあり、水産高校に進学し、機関士に必要な4級機関士を取得しました。
　機関士は、船が安全第一に進めるよう日々機関をメンテナンスし、終始各自が責任を持って、それぞれの決められたスケジュールに沿いながら業務を分担しています。
　今、私が乗っている船は新造船なので、今まで行ってきていた作業が自動化され、楽になった部分もあります。これも時代の流れなんでしょうね。
　以前、エンジンスタンバイ時に不具合が発生してしまいましたが、今思えば一度経験すると、次は冷静に対処できるというメリットに繋がるので勉強になったと思います。

「集合始動器盤」でモータ群を制御

尊敬する先輩方と肩を並べたい

　船員各自は、あらかじめ備えられた個室で自分時間がしっかり取れます。電波の届くところは限られますが、スマホを閲覧することもできます。
　今、世の中はコロナ禍でとても厳しい社会情勢になっていますが、私たちの仕事は第三者に接する機会がほとんどない特殊な業種とも言えます。ただ、スタッフとのコミュニケーションは必要不可欠なので、その能力を養うのは職種問わずにとても大事です。
　業務形態は、3ヶ月業務の1ヶ月休みが基本になります。場合によっては75日業務の25日休みの場合もあります。
　趣味はキャンプです。休みの日は陸にいたいので、決まって山キャンプ限定です。今はコロナ禍なので、より一層配慮しながら行動していますが、山の自然は海の自然とは異なる環境なので気分転換になります。
　私が尊敬している人は、仕事を教えていただける諸先輩方です。頑張って少しでも早く肩を並べられるように、そしてゆくゆくは、機関長になることを目指しています。

事務処理

仲間と休憩中

Q.好きなものは？

A.スイカと蟹（幼少はスイカ農家になるのが夢だった）

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Q.好きな科目？

A.理科・理系

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Q.必要な資格は？

A.4級海技士（機関）

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泰洋汽船株式会社

安全を第一に顧客指向のサービスと海難事故ゼロを目指しています。また、地球環境の保護と汚染の低減に務め、創意工夫をもって積極的に業務を改善いたします。