ニーズを把握し、応えられる技術力を目指して日々精進する。


陸上自衛隊

上村優斗さん 22歳

Kamimura Yūto


出身学校 高知県大豊町立大豊町中学校
高知県立高知工業高等学校卒

身近な存在が憧れであり理想

 私は「火器整備手」として、銃や火砲などの火器に異常がないよう定期的に整備をしたり、故障した時に直したりする仕事を行っています。
 火器を滞りなく動かせるようにすることが私の仕事なので、自分が整備したものが不具合なく動いている所を見ると大きなやりがいを感じます。
 整備は「ただ整備するだけ」ならおそらく簡単だと思います。しかし依頼してきた部隊のニーズを把握することや、その上で決められた期限内に整備することが大変です。私の班長はそういったニーズの把握だけでなく、それに応えられる技術力も素晴らしい方なので、私も将来は班長のようになりたいと考え日々努力しています。

火砲(FH-70)を操縦

思い描く未来に向かって

 高校生の頃「人を守れる職業に就きたい」と考えていたところ、知人の紹介で家に広報官の方が来てくださり話をする機会を得ました。それがきっかけで自衛隊を知り、寮に入ることによって生活費の心配がいらないこと、更には特別職国家公務員(※)であることに魅力を感じこの道を志しました。入隊する前は「厳しくてバリバリ動く」というイメージを持っていましたが、私の配属先では「動くよりも整備」といった感じだったので想像との違いに驚きました。
 現在私には後輩がいます。過去の自分を振り返りながら教えることは復習にも繋がり、ありがたいことだと感じています。
 もし「火器整備手」になりたいと考えている人がいましたら、未来設計をしっかりと考えておくことが大切です。自衛隊の配属先は最初の3ヶ月で希望を聞かれ、それを元に決定されます。必ずしも希望通りになるわけではありませんが、決めておくとそれだけアピールがしやすくなり、考慮してもらえる可能性も上がります。
 中高生の皆さんには、将来やりたいことを見据え、そのためにどうしたいのかを考えておいてほしいです。もし希望通りに進めなかったとしても、それを極めてみるのも良い経験になると思います。

※ 特別職国家公務員…内閣総理大臣や国務大臣、裁判官及びその他の裁判所職員と同じ分類に属する。

火砲(FH-70)のタイヤの締め付け作業

火器整備班の仲間

      

Q.子どものころの夢は?

A.仮面ライダー


Q.息抜きの方法は?

A.ベースを弾くこと


Q.仕事で大変なことは?

A.火器の整備時、慎重かつ丁寧に部品を扱うこと


ある1日

6:00 起床・朝食 

8:15 課業開始  

12:00 昼食    

17:00 課業終了  

17:15 夕食・筋トレ

20:00 準備など  

22:00 点呼    

23:00 就寝    

住所 〒790-0003 松山市三番町8丁目352-1
創業
従業員数
URL https://www.mod.go.jp/pco/ehime/

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