機関長
何事にも怒らないこと。
興栄海運株式会社
上新亮太さん 32歳
Ueshin Ryôta
出身学校 | 串木野市立串木野中学校(鹿児島県) 鹿児島県立鹿児島工業高等学校 国立波方海上技術短期大学校 海技大学校卒 |
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好きなことを仕事に
学生の頃から精密機械いじりが好きだった私は、鹿児島の高校卒業後に愛媛の大学へと進み各カリキュラムや技術など専門分野の研鑽を積み重ね、30代で機関長になりました。エンジン系統が搭載された船舶は、『機関士』の有資格者が乗船しなければ航海を行うことができません。『機関士』には1級から6級までの等級があり、そのクルーを統率するのが『機関長』です。
業務は、主機関を中心に発電機やボイラー、各種ポンプなど様々な機器で構成された船を、効率的に動かすための整備やメンテナンス、修理・加工などを行い船を運行させ続けることです。動作中の機械は轟音で、エンジン系統の熱量は膨大。機関室自体が高温になるので、航海中は24時間体制の業務の中、交代制で機関士・機関員とともにエンジンやボイラー系機器を正常に動かし安全運航に努めています。
大変なものほど後に大きな喜びが生まれる
手本にしている方は、前任の機関長です。効率よく生産性を上げるマネジメントを心がけていますが、全員の工程をまだ完璧には組めれていません。機関長の責務は重いものがあります。しかし、仕事が無事完遂した時の達成感はとても大きく、他では体験できない喜びを感じます。
船の中でも人間関係はとても大切です。家族のような繋がりを作れ、より働きやすい環境になります。
クルーは全員個室があるので、オフ中はプライベートの時間を過ごせます。私はジャズやクラシック、洋楽やJ–POPなどジャンルを問わず好きな音楽を聞き、食事では、好きな鰹やナマコなどが出てくるとテンションが上がります(笑)。
会社では、OJT(On the Job Traininng = 実務を体験しながら仕事を覚える)というシステムを構築しているので、未経験者も確実に実務ができ安心して仕事に就けます。
給料がいい上、1日8時間業務で約65日の乗船後、25日間休みなので、好きな二輪で行きたいところへ気軽にツーリングしています。やはり健康を維持できる体力作りは大事です。
Q.子どものころの夢は?
A.航海士
Q.好きな教科・科目は?
A.理科、機械製図、機械工作、電気電子工学
Q.必要な資格やスキル、資質は?
A.海技士(おもに大型船舶職員に必須である国家資格の総称)
5:00 起床
6:00 朝食
8:00 着桟、荷役開始
10:30 昼食
14:00 荷役終了、出港後、休息
16:00 夕食
20:00 当直
24:00 当直終了
1:00 就寝
住所 | 〒791-8053 愛媛県松山市若葉町2番5号 |
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創業 | 1958年 |
従業員数 | 75名 |
URL | https://koei-kaiun.co.jp |
約3,500〜3,900総トンの5,000㎘積載型タンカーを4隻保有し、荷主様からお預かりした石油製品(ガソリン、重油、原油など)を日本全国の主要エネルギー基地(製油所・油槽書・発電所など)へ海上輸送しています。安全航海・安全荷役を第一に、エネルギー輸送を通じて社会貢献いたします。