陸上自衛隊
常に謙虚な気持ちを忘れずに。
陸上自衛隊 松山駐屯地
山下拓也さん 27歳
Yamashita Takuya
出身学校 | 山口県防府市立佐波中学校 山口県立佐波高等学校卒 |
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自衛隊の秩序維持に従事する仕事
私は、松山駐屯地の第133地区警務隊松山連絡班で『司法警察員』として仕事を行っている陸上自衛官です。主な仕事は、部内の規律維持のための犯罪予防と駐屯地等で事件・事故が発生した場合における犯罪捜査です。分かり易く言うと、警察官とほぼ同じ仕事をしていて、自衛隊では『警務官』と言われています。そのため犯罪捜査や鑑識活動を行うために必要なスキルは、自衛隊内の学校や警察などの機関に入校して修得します。警務官は、突発的な事件・事故に対処することが多く、物事を冷静に判断・処理することが求められます。
その他、道路交通統制、要人警護、野外訓練など様々な仕事を行っており、誰かを守れる仕事にやりがいを感じています。仕事を行う上で、先輩方からよく『常に謙虚な気持ちを忘れずに』とアドバイスを受け、私は犯罪捜査で取調べを行う時、『謙虚な気持ち』で対応して、相手に自ら真実を話してもらえるように心がけています。こうすることで、スムーズに仕事が処理できていると感じていますし、過去に作成した書類と現在の書類を比べた時、自分の成長を実感します。
警務科隊員になるためには
高校生の頃、就職先として警察、自衛隊のどちらを選ぶか迷っていましたが、災害派遣や国際平和協力活動(※1)などに従事したいと考え、自衛隊を選びました。入隊後6年間は大砲などを扱う部隊で仕事をしていましたが、自衛官として仕事をする中、自衛官の不祥事を目にするようになり、私の力で1件でも事件・事故を減らす事ができたらと思うようになったのが警務官を目指したきっかけです。
陸曹に昇任する試験を受ける時に『警務科』の枠で合格して、警務官となるための教育を約7か月間受け、適格と認められた隊員のみに警務手帳が付与され警務官として仕事を行うことができます。
松山連絡班は、私を含め3名で勤務していて、2名の先輩は計り知れない知識を持っています。仕事をマルチにこなす先輩を目標に、日々怠ることなく自己鍛錬に努めていきたいです。
※1 国際平和協力活動…世界各地における紛争の解決のために、復興・復旧支援など国際連合が行う活動のこと。
Q.子どものころの夢は?
A.人を守る仕事
Q.必要な資格は?
A.中級警務『特技 (※2)』
※2 特技…自衛隊で任務を遂行する上で必要な資格のこと
Q.得意科目は?
A.理数系と体育(中学はソフトテニス、高校はボクシング部に所属)
6:00 起床
7:20 出勤
8:15 課業開始
12:00 昼食
17:00 課業終了
17:15 夕食
18:00 入浴・ストレッチ
20:00 勉強など
23:00 就寝
住所 | 〒790-0003 愛媛県松山市三番町8丁目352-1 |
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創業 | |
従業員数 | |
URL | https://www.mod.go.jp/pco/ehime/ |
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