機関士
常に健康で、ケガをしない・させない。そして機関長になる。
愛昌汽船有限会社
中山耕太郎さん 33歳
Nakayama Koutarô
出身学校 | 宮崎県西都市立穂北中学校 宮崎県立妻高等学校 国立波方海上技術短期大学校卒 |
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自分が求めることにまっすぐ向き合う
私の仕事は、工場で使われる材料や製品などの貨物を、日本国内の港から港へ運搬する船をスムーズに動かすことです。船のエンジンやその他の機械を動かしたり、故障しないよう点検や整備をして、安全第一を常に考えています。
今の職業を選んだきっかけは、海員学校の話を知人から聞いたからです。当時、自動車工場で働いていた私は「自然を肌で感じられる仕事をしてみたい」という気持ちを抱えていたので、関心を持ち調べていくうちに「今の自分が求めている仕事に近いのでは」と思い、この仕事を選びました。
船員を目指す方には、まず学びながら資格を取れる『海上技術短期大学』や『水産高校』への進学が近道だと思います。私の場合、『航海士』志望で入学しましたが、乗船実習などで自分の適性がより明確になったので
『機関士』に変更しました。
卒業後、友人が先に弊社へ就職していたので、色々な話を聞くことができ、入社を決意しました。
乗る船や目指す職位で取得必須な資格は様々ですが、職位問わず全ての船員は船員手帳(※2)が必要です。
※1 機関制御室…機関装置を遠隔で監視したり、機関の運転を操作できる部屋。
※2 船員手帳…船員の身分証明書。
仕事とプライベートを両立させる
私は仕事上の失敗を引きずってしまう性格ですので、再発防止対策をしてから、マイナスな気持ちが後に響かないよう切り替えを心掛けています。慌ててしまう時ほど冷静に状況を把握し、最善の方法を考えるようにしています。
船員は乗船3ヶ月、下船(休み)1ヶ月のローテーション生活です。睡眠時間が毎日同じではないので大変ですが、休憩中に航行する海面を見ていると、気分が爽快になり「また頑張ろう」と思えます。また寄港地では、歴史的な名所史跡や神社巡り、航空機の撮影で空港へ行ってみたりと、仕事もプライベートも充実しています。
船内では、各々に個室が割り当てられるので、機関長になるための勉強や撮影データの整理をしています。
中高生の皆さん。仕事を続けるためには、楽しさと、自身の体と心への思いやりを大切にしてください。本当の自分を知り、気遣えるのは自分しかいません。
Q.子どものころの夢は?
A.トラックドライバー
Q.必要な資質は?
A.危険予知の感性を磨いておくと良いかもしれない
Q.趣味は?
A.カメラ(特に飛行機の撮影が好き)、車の整備やドライブ
6:00 起床
7:30 入港
8:00 作業
10:00 休憩
14:30 出港
15:00 当直
21:00 休憩
21:30 就寝
住所 | 〒794-0025 愛媛県今治市大正町6丁目1番48号 |
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創業 | 1968年 |
従業員数 | 19名 |
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「安全第一」を基本に全国各地に非鉄金属、鋼材、 原料等を船で輸送する内航海運会社です。今後も高度化・多様化するニーズに応えるべく、一層の安全運航に努めます。また、若手船員の確保・育成にも力を入れています。