笑顔と元気を与えられる
強くて優しい自衛官。


防衛省 海上自衛隊東京音楽隊 音楽科

目黒 渚さん 34歳

Meguro Nagisa


出身学校 松山市立久米中学校
愛媛県立松山西高等学校卒

音楽を通して世界平和に 貢献できると感じました。

お客様の笑顔がなによりのごほうび

 中学・高校と吹奏楽部で部活一筋でがんばっていました。パートはフルートです。将来、音楽の道に進みたくて音大進学を希望していましたが、母子家庭で大学進学は難しいなと思い、吹奏楽部の顧問に相談すると「自衛隊の音楽隊があるよ」とアドバイスをいただき、自分で調べて自衛官を目指しました。高校生の時に海上自衛隊の演奏を聴いて憧れたのもあります。猛練習をしたのですが、実技では合格できなくて、自衛官に合格して音楽隊を目指しました。音楽隊は全国から精鋭が集まる狭き門ですが、運よく入隊できました。
 普段は音楽隊として式典やイベント、コンサートで全国を回っています。松山市出身ですが、愛媛での演奏は今回が初めてです。長時間の式典や炎天下での演奏は大変なこともありますが、仲間同士励まし合いながら乗り越えています。お客様の笑顔がなによりのごほうびですね。
 好きな言葉は、高校生の部活の時に顧問の先生に何度も言われた「繊細かつ大胆に」です。強く印象に残っていて、今も演奏する時に心がけています。

護衛艦「いかづち」艦上にて(通常演奏服装の第1種夏服)

音楽は世界共通語ですね

 尊敬するのは母です。母子家庭で大変だったと思いますが、私と弟を育ててくれてとても感謝しています。中学・高校とコンクールの金賞を目指して吹奏楽に打ち込んでいました。中高生の皆さんには結果も大事ですが、今の仲間と一緒に演奏できる喜びを感じながら、その時間を大切にがんばってほしいですね。
 海上自衛隊は遠洋練習航海で半年間、船に乗って海外を巡る任務があって、私も音楽隊員の一員として乗船し、世界を一周しました。日本代表としていろんな国の人たちとふれあい、喜びややりがいを感じました。音楽は世界共通語ですね。自衛官は国の平和を守ることが第一ですが、音楽を通して世界平和に貢献できると感じました。
 東日本大震災の時に一自衛官として被災地に入って、入浴支援等を行いました。被災地の過酷な状況を目の当たりにして言葉を失いました。音楽隊員として素晴らしい演奏を届けることはもちろんですが、音楽だけでなく自衛官として、国民に笑顔と元気を与えられる強くて優しい自衛官でありたいと思います。

東日本大震災においての艦艇での入浴支援(写真中央)

「ふれ愛コンサート in 愛媛」のリハーサルのようす

当日、会場は満員となりました

      

Q.子どものころの夢は?

A.保育園の先生


Q.仕事に就いたきっかけは?

A.海上自衛隊音楽隊の演奏を聴いて、憧れたから


Q.うれしかったことは?

A.演奏を聴いた後のお客さまの笑顔を見た時


Q.大変なことは?

A.長時間の式典や、炎天下での演奏


ある1日

5:00 起床

8:30 始業

12:00 昼食

17:00 終業

18:00 練習

20:30 帰宅

住所 〒790-0003 愛媛県松山市三番町8丁目352-1
創業
従業員数
URL http://www.mod.go.jp/pco/ehime/

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