船長
 率先垂範を心がけ、
“お互いさま”を心に持つ。
篠野海運株式会社
髙﨑拓真さん 41歳
Takasaki Takuma
出身学校 | 佐賀県立唐津工業高等学校卒 |
---|
憧れの父親と同じ道を
私の仕事は、鋼材や製品を太平洋沿岸の製造所や物流センターに輸送することです。
内航船員だった父親の影響を受け『船乗り』という職に興味が湧きました。私の場合、知り合いである同業の方々から仕事内容やアドバイスなどを伺い、その後、仕事に就くための講習に参加し、海技免状を取得しました。
接岸・航海の全ての業務において、自然環境や積載物、時刻など条件は時々で異なるため、その都度適切な動作で効率よく対処します。係留(※1)作業など内容が異なるものも、一つ一つの業務を確実に熟こなすと、無駄な動きも減っていきます。
目標は、事故が起こらないことですが”何事もないこと“に慣れて、油断してしまっている自分に気づいた時はピンチだと考えています。任された仕事の期待に応えられた時は、嬉しくやりがいも格別です。
率先垂範(そっせんすいはん)とは、人の先に立って模範を示すこと。
※1 係留作業…停泊中に船が潮に流されないように、係船柱にロープで留めて固定させる作業のこと。
私の生き方の基本は両親の教え
入社前の会社のイメージは、『力仕事で上下関係が厳しい』という体育会系を想像していました。ところが入社してみるとそのような事は全くなく、親切丁寧に指導していただいたり、仕事や人生面なども話せる環境で居心地も良く、今もとても楽しいです。嬉しい誤算でした(笑)。
私は、両親から「何事にもポジティブに考えること」を教わりました。考え過ぎて思い詰める時は、ネガティブな思考が生まれてくるので、気持ちの切り替えが大事です。日々の思考訓練のような繰り返しは必要です。両親には、常に感謝と大切にしたい気持ちでいっぱいです。
どの職でも同じですが、学生の皆さんには「ありがとう」「ごめんなさい」をはっきり言える人になってほしいです。人との繋がりは”お互いさま“の気持ちが大切です。仮に人から迷惑をかけられても、自分が気づいていないだけで逆に迷惑をかけているかもしれません。
素直だと意思の疎通もたやすく、人からも信用されます。思いやりは回り回って自分に返ってくるので、いろんな意味で”お互いさま“ですね。
※2 RORO船…貨物を積んだトラックやトレーラーが自走で船に乗り込み、そのまま輸送する船舶のこと。
Q.好きなものは?
A.肉系全般
Q.得意な科目、スポーツは?
A.学生時代は、軟式テニスをしていた
Q.趣味は?
A.今はDIY。家で使う大抵のものは作れるようになった
6:30 起床・天候チェック
7:30 朝 食
8:00 作 業
12:00 昼 食
13:00 作 業
14:30 就 業
17:00 夕 食
23:00 就 寝
住所 | 〒774-0023 徳島県阿南市橘町汐谷43番地 |
---|---|
創業 | 1963年 |
従業員数 | 45名(令和4年3月現在) |
URL |
経営理念のトップに安全最優先を掲げ、安全の確保を社業の基盤としています。一度に多くの貨物を効率的に運べる海上輸送は、エコな物量手段として社会的価値が大きく向上しています。若手のチャレンジャー募集中。