海上自衛隊
何事にもこだわり過ぎず、誰よりもポジティブに生きる!
海上自衛隊
日野林葵さん 22歳
Hinobayashi Aoi
出身学校 | 松山市立南中学校 聖カタリナ学園高等学校 大原簿記公務員専門学校 愛媛校卒 |
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誰かのために動く仕事
私は、艦艇で乗員の食事を作りながら、艦の看護師を目指しています。
『輸送艦しもきた(※)』の船員は約130名。その中で、私の所属する第4分隊(給養員)は7名の当番制で調理作業を実施しています。乗員への配食はこれまでバイキング形式でしたが、現在は感染症対策として、給養員にて盛り付けまで行っています。また、長期に渡る海上行動等もあるので、曜日感覚を保つため毎週金曜日はカレーの日となっており、乗員の皆さんは金曜日を楽しみにしています。
衛生員としての仕事は、乗員の体調管理や健康診断で「要再検査」となった隊員の容態を確認したり、艦内での衛生講話も実施しています。
しかし、准看護師などの資格がないと専門の薬の使用や治療ができません。私は来年3月頃に海上自衛隊の学校に入校し、資格取得後は、人を助けるための資格を使うに値する人になりたいです。
※ 輸送艦しもきた…物資または人を運ぶ船。この前の訓練では、陸上自衛隊員を乗せ一緒に訓練場へ向かったり、エルキャック(水陸両用の船)を何隻か積み艦隊員を乗せ一緒に訓練場へ向かった。
『家族』である仲間を大切に。限られた期間は絶対に諦めない
学生の頃は、活発に動くタイプで勉強は苦手でした(笑)。しかし、中学時代のソフトボール部顧問の先生のご指導がきっかけで、何事にも「できないから諦める」のではなく、「限られた期間は絶対やる」という前向きな気持ちに変わりました。
医療関係で現場に出て働くことに興味がありましたが、専門学生の時、就職は漠然と公務員と考え、各種の公務員試験を受けて悩んでいました(この間、MOS資格等を取得)。そこで、様々な資格を取得し、その資格を生かせる『自衛隊』を知りました。試験は、筆記試験と面接だけですが、適性検査により希望の部隊に就けない場合もあります。体力は入隊後に自ずと身に付きます。
悩みを親身に聞いてくださる先輩など周りの方にも恵まれ、私の中で自衛隊は『職場の人』よりも『家族』に近い存在です。頑張る姿勢を先輩や上司に褒めていただいた時は嬉しかったです。
過去を振り返ると、いろいろな人と関わればよかったなと思います。社会では、人当たりなども重視されます。中高生の皆さんには、本当に信頼してくれる人、そして信頼できる人を増やして、立派な社会人になってもらいたいです。
Q.必要な資格やスキル、資質は?
A.看護師、准看護師、救命救急士、臨床検査技師、レントゲン技師(全て就職してから取得できます)
Q.仕事でピンチだったことは?
A.調理中に包丁で怪我をしてしまい、1週間ほど調理室に入れなかったことです。今は落ち着いて行動することを心がけています
4:30 起床
5:00 準備
8:00 始業
8:15
16:45 課業終了
17:00 夕食
19:30 巡検
22:00 就寝
住所 | 〒790-0003 愛媛県松山市三番町8丁目352-1 |
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創業 | |
従業員数 | |
URL | https://www.mod.go.jp/pco/ehime/ |
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