甲板員
当たり前を徹底し、信頼される船員になる
興栄海運株式会社
松永 璃空さん 23歳
Matsunaga Riku
| 出身学校 | 松山市立雄新中学校 松山聖陵高等学校 千葉工業大学 創造工学部デザイン科学科中退 |
|---|
未経験から挑んだ船の仕事
私は『第二永進丸』というタンカーの甲板員で、主に荷役と航海時の見張りをしています。荷役とは、船に荷物を積み込んだり、目的地で降ろしたりする仕事のことです。
この船はガソリンや軽油、灯油などの石油製品を取り扱っていて、それらを入れるタンクが12個あり、4種類くらいの製品を同時に運べます。雨水や不純物の混入を防ぐため細心の注意を払い、安全・安心な石油製品を確実に陸上へお届けできるよう努めています。
また、最近船が新しくなったので、仕事の進め方が変わり戸惑いもあります。しかし、船員みんなで支え合いながら少しずつ慣れていくことができれば良いなと思っています。
未経験で入社して先輩に教わりながら仕事を覚えてきましたが、船の仕事は同じ状況になることが少なく、練習する機会もあまりありません。それでも、一人で任せてもらえる場面が増えた時は認めてもらえたようでうれしかったですし、厳しい先輩から褒めてもらえたことは今でも心に残っています。
船長の指示を受けて船の操縦もします!
先を見据えて飛び込んだ世界
大学でデザインを学んでいましたが、これからAIの時代になっていくことを考えたとき、資格を持っておく方が良いと考えました。そこで、思い切って大学を中退し、求人情報サイトで見つけた船の仕事に挑戦することにしました。陸での仕事も検討しましたが、船を動かす仕事は特別な世界に思えたうえ、大きな船に乗れることに魅力を感じたのが理由です。
入社する前は、自由な時間が少なく、仕事に縛られていそうなイメージを持っていました。しかし実際は65日乗船すると25日の休暇があり、航海中も船を港に接岸して休める日があったりと、思っていたよりもずっと働きやすいと感じています。
今は乗船履歴の経験を積みながら、法律や信号旗、ロープワークなどを勉強中です。『海技士免許』を取得すれば、三角関数や公式を使う場面があるので、高校時代に学んだことが活かせると考えています。
このように、学生時代に学んだことは社会に出てからも意外と役に立ちます。どんな仕事でも同じだと思うので、中高生の皆さんには、今学んでいることがいつか自分の力になると信じて、勉強に励んでもらいたいです。応援しています。
休暇中に妻と旅行した尾道の千光寺で
寄港地である大阪の街を、船長や先輩とともに散策
マストアイテム:手帳とiPad
手帳は仕事内容を書くものと、大切なことを書くものの2冊を持ち歩いています。船の仕事は覚えることが多いので、ミスを防ぐためには必須です。iPadは、息抜きで映画鑑賞をするために初任給で買いました。船の中でも大画面で映画を見られるので最高です。
Q.尊敬する人は?
A.母
Q.趣味は?
A.映画鑑賞・筋トレ・ドライブ
Q.学生時代にやってよかったことは?
A.進んでいろいろな経験をすること
7:30 起床
8:00 荷役準備
9:30 荷役開始
13:30 荷役終了
14:00 休憩
19:30 航海当直
※荷役の日のスケジュール
| 住所 | 松山市若葉町2番5号 |
|---|---|
| 創業 | 1958年(昭和33年) |
| 従業員数 | 79名 |
| URL | https://www.koei-kaiun.co.jp |
1958年創業。4隻のタンカーを所有し、原油・重油・ガソリン・灯油・軽油・ナフサなどの石油製品を、 国内の主要エネルギー基地へ海上輸送しています。人材育成と技術革新の両立を図りながら、信頼される海運会社として社会貢献してまいります。







