代表取締役社長

各人の仕事での頑張りは結果的に社会の役に立つ


東慶海運株式会社

長谷部 哲也さん 62歳

Hasebe Tetsuya


出身学校 愛光中学校
愛光高等学校
東京大学経済学部卒

海とともに歩む仕事

 私は今治で、船を使って世界中に荷物を運ぶ「海運業」に就いています。祖父が一隻の機帆船※から始めた会社を父、そして今は私が引き継ぎました。事業内容は日本の造船会社から貨物船を購入して整備し、国内や海外の船会社へ貸し出すことです。車でいうと、点検や修理をしながら安全に長く走らせるような仕事です。船の貸し出し先は、海外の物流が成長しているため、日本の海運会社よりも海外の会社が多くなっています。
 業務は船の管理や経理、契約など様々で、社員一人ひとりの状況を見ながら経営しており、今ではそれぞれの経験を活かして働いてくれています。世界と直接つながっていることを感じられるのが、この仕事の一番のやりがいです。社会の動きが日々変わる中で、今できることは何かを常に考え、行動しています。
※ 機帆船(きはんせん)…帆と小さなエンジンのついた木製の船。

パソコン画面だけでなく海図を広げて、話し合うこともあります

続ける力と、つながる未来

 大学卒業後はメーカーで働いていましたが、父が60歳を超えた25年ほど前に、会社の将来を考えて今治に戻りました。もともと船関係ではない仕事をしていたため、社長に就任するまでは裏方に徹し、技術系や経理などを経験する中で全体像を知ることができました。海外取引先や船とは英語でのやり取りになりますが、中学や高校での基礎勉強が大事だと感じます。話すことは苦手ですが、最初から経験者はいないので、何事も挑戦していくことが大切です。
 私は、面白い業務に夢中になり、つい時間を忘れてしまうことがあります。他の業務の締め切りが迫っているときは、几帳面なスタッフに助けてもらうので「報告・連絡・相談」は大事です。社員は私にとって会社を支えてくれる“仲間”のような存在です。
 仕事以外ではジョギングをしたり家族や友人とサッカー観戦に行くのが楽しみです。いろいろな町のスタジアムは、今治との違いを感じられて新しい発見があります。
 中高生の皆さんへ。今治の海運業は目立たないけれど、世界とつながる力を持った仕事です。まずは地元を出て、いろいろな経験をしてください。そしていつか外で感じた「今治の良さ」を胸に、また帰ってきてくれたらうれしいです。

業界の方たちと丸亀ハーフマラソンに参加

海外の造船所で新造船の竣工・出航を見送り

      

Q.好きな食べ物は?

A.麺類全般、好き嫌いは少ない。


Q.趣味は?

A.サッカー観戦、ジョギング、マラソン


Q.学生時代にやってよかったこと

A.スポーツ、海外で短期アルバイト


ある1日

6:30 起床

ジョギング・朝食

8:30 出社・メールチェック

事務作業

取引先面談

時々会食(昼・夜)

18:30 帰宅・夕食

自由(テレビ・読書)

23:00 就寝

住所 今治市中堀4丁目219-1
創業 1964年(昭和39年)
従業員数 35名
URL https://www.tokeikaiun.com/

愛媛県今治市に拠点を置き、外国航路の貨物船を30隻所有して国内外の大手の海運会社に貸し出す会社です。船は世界中の港から港へ、生活に必要な雑貨や食品を詰めたコンテナ貨物や大量の穀物や石炭等を運んでおり、会社では、船の安全で効率的で環境によい航海ができるよう支援しています。

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