船殼工作部組立課
日々チャレンジ
株式会社新来島どっく
今岡 康太さん 24歳
Imaoka Kouta
出身学校 | 愛媛県立今治東中等教育学校卒 |
---|
自分から積極的に人間関係の距離を縮める
私は、船を完成させる最終工程を担当しています。500トンほどのブロックをクレーンで吊り上げ、ドックで船の形に仕上げていきます。他部署で精密に製作された各ブロックを、外業課が設計図通りに船の骨格へ組み立てていきます。少しずつ船の全体像が見えてくると胸が高鳴ります。船体を組み上げる作業は各部署との連携が不可欠で、一丸となって進める大変やりがいのある仕事です。
入社後3か月間は、溶接や鉄板を切るなどの練習期間があります。最初は工業高校卒業の同期のようにうまくできなくて、道具の使い方も分かりませんでした。今では、「フォローするから難しい仕事もやってみよう」と背中を押してくれる先輩方に支えられ、私自身も積極的にプライベートの会話を含めたコミュニケーションを取るように心掛けています。
特にやりがいを感じるのは、新しい試みにチャレンジできたときです。現場で図面と実際の作業の違いに気づき、ブロックの大型化を上司に提案し、採用されたことは大変貴重な経験でした。4月からは組立課の建造技師として、現場の安全・品質・工程を管理する立場になります。組立課の現場作業者がスムーズに作業できるよう、現場での経験を活かしながらサポートできることが楽しみです。
常に周りとコミュニケーションをとることを意識しています
地元で働くことは安心感 誇り、学びが詰まっている
この仕事を目指したのは、子どもの頃から造船工場を身近に感じていたからです。そこで働いている父の姿や、年に一度の感謝祭で船の見学をした経験が、私に大きな影響を与えました。高校の同級生は大学への進学が多いなか、地元で働くという選択肢に魅力を感じました。工場見学に参加したときに、私の学校へ求人票を出して欲しいとお願いしたことで入社することができました。
中高生の皆さんへ。一人で全てを成し遂げることは難しいかもしれません。しかし、周りの人と互いに助け合うことで、自分自身の成長だけでなく、地域全体が支え合う力となります。私自身、先輩や同僚とのコミュニケーションを通じて、失敗を恐れず新しいことに挑戦してきました。地元で働くことは、安心感と誇り、そしてたくさんの学びが詰まっています。将来、皆さんが何か新しいことに挑戦し、地元に貢献できる素晴らしい仕事に出会えることを心から願っています。
※ ドック…船を造ったり修理するための場所。
地元伝統の継ぎ獅子
社内行事で親睦を深めています
Q.子どもの頃の夢は?
A.サッカー選手
Q.好きな食べ物は?
A.やきそば
Q.息抜き・リラックス方法は?
A.体を動かすこと
6:00 起床
8:00 始業
12:00 昼休み
17:00 終業
18:00 トレーニングなど
22:00 就寝
住所 | 今治市大西町新町甲945番地 |
---|---|
創業 | 1902年(明治35年) |
従業員数 | 850名 |
URL | https://www.skdy.co.jp/ |
100通りの貨物に、100通りの運び方を。
瀬戸内から世界へ向けて、最高の船出を叶えていきます。
新来島どっくは、常に挑戦を忘れず、優れた技術を絶やすことなく、全社一丸となって事業に取り組みます。