研究開発
どんな場所、どんな人にも役立つ「何か」を作りたい
ベルグアース株式会社
川部 朋子 さん 44歳
Kawabe Tomoko
出身学校 | 福岡県北九州市立八児中学校 福岡県立東筑高等学校 佐賀大学農学部 奈良先端科学技術大学院大学卒 |
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役に立ってこその研究
私はトマトやキュウリ、ナスなど果菜類と呼ばれる野菜の苗に関する研究を行う研究員です。苗に起こるさまざまな問題の解決方法を探し、その結果を農家さんに提供したり、付加価値がある苗を開発したりするのが主な仕事です。
「苗や問題の解決方法を提供したらそれで終わり」ということではなく、提供先の農家さんへ生育状況や他の問題が出ていないかの確認を行うのも仕事の一環です。これを行うために、私は県内外の現場に赴いてそこでしか聞けない生の声を聞くようにしています。会話をするなかで自分の研究が役に立っていることを実感したり、研究成果を認めていただけたりすることが私にとって一番のやりがいです。
研究をしていると、ときどき目の前の結果や思い込みに囚われ、他の意見を受け入れられないことがあります。そんなときは、ある方から言われた「まず人の話を受け入れて実際にやってみて、納得してから反論する」という言葉を教訓にしています。
面白い・楽しいという気持ちが原動力
祖父や父が植物を好んでいたことに影響を受けて、幼い頃から植物に興味を持っていました。根っからの文系脳で理系科目は生物しか得意ではありませんでしたが、生物を学びたい一心で理系へ進学し、大学受験で受かった農学部へ進学しました。そこで植物の研究がしたいと本格的に思い始め、大学院に進みました。就職後もとにかく植物に関する研究がしたいという思いがあったので毎日の仕事は充実しています。
会社は可能な限り個人の境遇に寄り添ってくれる風土なので、私の育児短時間勤務制度は本来とは少し異なる形での利用となっています。また、旧姓が「瓦」という珍しい苗字であったことから「結婚しても使い続けたい」という意志を尊重してもらい、会社ではこの苗字をメインとして使っています。
社会人になったからといって、嫌なことからは逃げられません。でもその嫌なことのなかに、面白いポイントを見つけられる人になることが人生をお得に楽しむ鍵だと私は思っています。ぜひ皆さんも、少しでもポジティブ寄りに考えられる人になってください。
Q.所属していた部活は?
A.写真部
Q.好きなものは?
A.ガチャガチャ
Q.苦手だった科目は?
A.英語、数学、化学
6:30 起床
9:00 始業(育児短)
12:00 昼食
17:30 終業
18:30 帰宅、家事育児
23:00 就寝
住所 | 〒798-3361 愛媛県宇和島市津島町北灘甲88-1 |
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創業 | 2001年 |
従業員数 | 261名 |
URL | https://bergearth.co.jp |
ベルグアースは、野菜苗生産販売を中心としたアグリビジネス企業で、年間約3,000万本の苗を生産しています。なかでも接ぎ木苗の育苗業が現在生産量日本一を誇っており、その他にも時代やニーズに応える新商品を次々と生み出しています。